明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年10月11日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＮＹダウは寄り付きこそ小幅安だったのですが、しだいに右肩下がりの展開となり、よい所はひとつも無いような相場でした。　逆にナスダックはプラスになる時間帯もあり、結果的に下げはしましたが、そろそろ売り飽きたのではないかと言うような値動きでした。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は下落の始まりとなりました。　安値は８５１０円まで有りましたが、その後は買い戻しの動きが出たのか？　右肩上がりの展開に変わります。　途中少しもみ合いの時間を挟み、１１時過ぎには昨日比変わらずにタッチする場面がありました。

　現物の日経平均のお昼休みの後半から、更に買いが優勢となり、８６００円を超えました。　もちろんプラス圏です。

　しかし、ＳＱを明日に控えて更に買い進まれる事は無く、今度は右肩下がりの展開となり、再び水面下に沈んでしまいました。　２時を挟んでもう一度上を目指しそうな気配を見せますが、上がったところは頭を押さえられて、思うように上昇できません。　ＳＱの着地がどのあたりなのか？　思惑含みの値動きです。

　引けにかけても強さは無く、８５５０円付近での値動きが続き、大引けはそのまま８５５０円で終了しました。

　Ｓ＆Ｐがスペインの長期信用格付けを投資適格級では最下位の「ＢＢＢマイナス」に、２段階引き下げたそうです。　近いうちにそんな事があるのではと思っていましたが、欧州不安が再燃してきました。　しかしもう飽きましたね。　皆がそう考えると株価は材料出尽くしになるのですが・・・？

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落し、ＮＹダウは２５日移動平均線を大きく下回ってしまいました。　８月下旬から９月上旬にかけて２５日移動平均線を割り込み、その後復活しています。　同じ状況となるならば、そろそろ反発しないといけないところに来ているようです。　今夜、昨日と同じような値幅で下げてしまうとチョッと苦しくなりそうです。

　一方日経平均株価は本日陽線となりましたが、上髭が長いことが気になります。　今夜米国が反発し、日本はＳＱ明けで上昇して欲しいのですが、どうなる事やら。

　明日の日経平均株価予想は、とりあえず一旦上昇を予想します。　しかしこの時期に米国株が暴落する事も多いので、気をつけたいところです。　ちなみに１９８７年１０月１９日はブラックマンデーで２２.６１％下落しています。　これが史上最大の下げ率で、それ以外の暴落も１０月に集中する傾向にあります。

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