明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年10月10日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＮＹダウは２５日移動平均線を辛くも守ったのですが、ナスダックが２段下げのような形になってしまいました。　大統領選挙が接線の状況だけにこの値動きは何とかしなければならないところです。　オバマ再選が無ければバーナンキ再選もありませんので、ここは何とかしたいところでしょう。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は大きく値を崩して寄り付きました。　寄り付き後も元気が無く下方向へと向かいます。　８６００円割れ寸前のところで止まり、その後もみ合いに入りますが、１１時を過ぎるとじわじわと下げて行き、１２時半頃に一瞬８５００円台に足を突っ込んでしまいました。

　午後は反発を期待したのですが、そんなに上手く行くものではなく、８６００円を少しだけ上回ったところでのもみ合いが続きます。

　相場が動いたのは２時半頃の事です。　株価は再び下に振れ、８５７０円まで売られました。　その後も反発らしい反発も無く、結局８６００円を守ることはできませんでした。

　大きく下げたナスダックでも１.５２％の下げだったのに比べ、日経平均先物は２％以上下げてしまいましたので、少し下げすぎだったような気がします。　ＳＱ前の水曜日は荒れることがよく有りますが、今日はそのアノマリーがそのまま当てはまってしまいました。

　国会も開かないような往生際の悪い政権が続いている以上、日本市場の夜明けはやって来ないのかも知れません。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落しました。　ＮＹダウはプラスで推移する場面もあったのですが、インテルなどの投資判断引き下げを嫌気して、一気に下げてしまったようです。　ＮＹダウは２５日移動平均線を何とかキープしていますので、上昇トレンドは崩れたわけでは有りません。　８月下旬から９月上旬にかけて２５日移動平均線を割り込んで、そして復活していますので、もう一度上を目指せないような状況では有りませんので、そろそろ反発して欲しいものです。

　一方日経平均株価は必要以上に下げてしまったようです。　９月上旬の安値を割り込んでしまいましたので、方向性は下と言う事になります。　６月の安値と７月の安値をつないだトレンドラインを引いてみると、もう少し下があっても不思議は有りません。　もし、そこまで下げるとすれば８４００円台があると言う事になります。　政治が悪いので、仕方が無いのかも知れません。　

　明日の日経平均株価予想は、今日と同じようなところでの推移となるか、むしろ下の可能性が高そうです。　一旦大きく売られると、反発しやすくなりますので、少し荒療治的な動きがあったほうが良いのかも知れません。

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