明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年9月27日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ただ、ＮＹダウは下げ一巡後に一旦プラス圏まで戻す場面が見られたことから、一方通行の下落ではなく、方向感の無い気迷い相場だったと見るべきかも知れません。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は８９００円を下回って寄り付きました。　寄り付き後は方向感が無く、横ばいのような相場だったのですが、１０時台に入ると買いが優勢となり、売りをこなしながら±０まで戻す場面がありました。

　午後は８９００円を挟んでのもみ合いが続きます。　今日はこの辺で終わりそうな動きだったのですが、２時を過ぎた頃、突然上昇が始まります。　上海市場上昇、為替の円安、どちらがどう絡んだかは分かりませんが、一気にプラス圏に急浮上しました。

　引けにかけても本日の高値圏での推移が続き、大引けは８９６０円で終了しました。　理由は何であれ、プラスで引けた事は良い事で、そろそろ目先底を打ったのかも知れません、

　シャープは１９５１年以来６１年ぶりの無配となったそうです。　日立製作所は２円の増配、三菱電機は１円減配だそうです。　テレビを作っている会社もいろいろあるようです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落しました。　ＮＹダウは下値支持線まではもう少し余裕はあるものの、直ぐに反転上昇する気配は感じられません。　今夜あたりリバウンドの動きがあるかも知れませんが、それが本格反騰となるかどうかはリバウンドの幅を見てみないと分かりません。　昨日と一昨日の下落分を取り戻すようなら、上と見ても良いのかも知れませんが、小幅な上昇にとどまるようなら、もう一度売り込まれる危険性を残してしまいます。

　一方日経平均株価は、一目均衡表の雲に一旦突っ込み、そこから上昇して雲を上抜けしました。　２５日移動平均線まで届きませんでしたが、何となく底を打ったと考えたいところです。　

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　米国株上昇の追い風によって２５日移動平均線を回復しそうです。　しかしトレンドは下向きですので、トレンド転換に至るかどうかは為替が鍵を握ることとなるでしょう。

リンク