明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年9月26日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　９月の消費者信頼感指数は７０．３と、前月の６１．３から改善し、今年２月以来７カ月ぶりの高水準で、エコノミスト予想の６３．０も上回った事から、前半は上昇していたのですが、途中から右肩下がりの展開で、下落して行きました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は８９３０円で寄り付きました。　現物の日経平均は、権利落ち日なので下げて始まるのは当然なのですが、先物は米国株下落をそのまま受けてしまった形です。

　その後８９５０円を挟んでのもみ合いとなり、ほとんど動きません。

　午後も同じようなレベルでのもみ合いとなります。　１時台には少し値を崩してしまいますが、２時台には再び戻してきます。

　今日はこのあたりで引けるのかと思っていたら、引けにかけて売り圧力が強まり、８９００円を割り込んでしまいます。

　大引けは８９２０円で終了しました。　米国株安に加えて円高が逆風となった一日でした。　１ユーロ１００円割れはやっぱり痛いところです。

　自民党の総裁に安倍元首相が選ばれました。　地方票は石破さんがダントツトップだったのですが、議員のみの決戦投票では安倍さんが上回りました。　株価に影響したのかどうかは分かりませんが、自民党の派閥の原理と民意がかけ離れていることは分かりました。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落しました。　ＮＹダウはトレンドラインを割り込んだわけではありませんので、相場が下を向くかどうかは今のところ分かりませんが、ＭＡＣＤがまもなく陰転しそうです。（ナスダックのＭＡＣＤは、２４日に陰転しています）

　今夜安ければ、日柄調整が値幅調整に変化して行きそうです。

　一方日経平均株価も必要以上に下落し、２５日移動平均線を割り込んでしまいました。　一目均衡表では、雲の上限に着地したような格好で、雲の弾力で反発して欲しいのですが、薄い雲なので、あまり期待できないかも知れません。　ＭＡＣＤもまもなく陰転しそうです（日経平均先物は陰転しました）ので、明日、反発しなければ、またまた下値模索の展開になりそうです。

　明日の日経平均株価予想は、下落予想です。　テクニカルでは、反発の理由が見当たりません。　低迷は覚悟しておいたほうが良いのかも知れません。　復興、尖閣、竹島、政局、不透明要素が多すぎますね。

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