明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年7月3日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ安・ナスダック高で終わりました。　前日の大きな上昇に対する売りが出て、ＮＹダウはマイナスになってしまいましたが、反落と言うよりはしっかり売りをこなしていたと言う感覚です。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１０円安の寄り付きとなりました。　寄り付きこそ安かったのですが、マイナスはそのときだけでその後はプラス圏でのもみ合いが続きます。

　為替は対ドル・対ユーロ共に円安の流れとなっていたことが影響したか、１１時を過ぎた頃から一段高いところへ居場所を移します。

　午後からは利食いに押されたか、一旦値を消す動きとなりますが、２時以降は再び騰勢を強め、本日の高値に迫ります。　しかし米国が足踏みしていますので、今日のところの上昇はここまでで、９０７０円で大引けとなりました。

　ゆうちょ銀行の住宅ローン参入が検討されているようです。　年収400万円以下の人への融資を一つの基準とし、50年にわたる超長期ローンも請け負うとしているそうですが、民間銀行が嫌がる部分への融資だけに、少々リスクが高そうです。　ゆうちょ銀行には融資担当もいませんので、素人の金貸しがどうなるのか？　心配なところです。　不良債権を大量に抱え込み、日本発の金融危機にならないようにして欲しいものです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは利食いこなしの調整となりました。　しかし、それほど多くの売りも無く、適当にこなしたら再スタートしそうな値動きだったように感じます。　今夜は半日立会いで明日は独立記念日の休日ですので、派手な動きはなさそうなのですが、それなりに堅調な相場となりそうです。

　一方日経平均株価も堅調な動きでしっかりした買いも入っているようです。　需給はかなり改善しています。　しかし米国がお休みでは勝手には動く事ができません。　そして週末には雇用統計の発表がありますので、今週は今の水準の足固めの週になりそうです。

　明日の日経平均株価予想は、今日と同じような値位置でのもみ合いを予想したいところなのですが、今は需給が良いだけに、小幅上昇も有りかも知れません。　トレンドは上です。

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