明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年6月29日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　日中大きく下げていたのですが、後半急速に戻したようです。　米最高裁が医療保険改革法について保険加入義務付けは合憲との判断を下したことを受けて下落し、ＥＵ首脳会議で、債務危機解決に向けた動きが進展しているとの見方から急上昇したと伝わっていますが、本当にそんな理由だったのか？　苦しそうな言い訳です。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は安い寄付きとなりました。　その後昨日の安値付近でのもみ合いが続きますが、１０時頃から下値を切り上げ始めます。　１１時頃には昨日比変わらずまで戻し、昨日に引き続き強い動きとなりました。

　１２時前の事です。　日経平均先物は一気に上昇、心理的な壁である９０００円をあっという間に突き抜けてしまいました。　ＥＵ首脳会議でいろいろ具体的な案が出ているようで、ユーロが急進し、一時１００円を超えたことが原因だったようです。

　午後は９０００円付近でのもみ合いが続きます。

　引けにかけて本日の高値９０７０円にチャレンジする動きが見られましたが、さすがに週末と言う事もあって、大引けは少し売られて終了しましたが、日経平均先物・現物共に９０００円を回復することができました。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落しましたが、引けには回復し、長い下髭をつけるチャートとなりました。　場中に２５日移動平均線を割り込みましたが、引けではしっかり上回っていますので、チャート的には問題ないと思います。　一旦下げた事が間違っていたかのような動きです。

　一方日経平均株価もしっかりした動きになっています。　本日の上昇で一目均衡表の雲の中に入ってきました。　出来高も日を追って増えてきていますので、今後の動きが楽しみです。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、続伸予想です。　ギリシアは落ち着き、スペインも良い方向に向かい、これらの材料で売り叩く事ができない状況になって来ているようです。

　４月、５月と下げ、６月は上げました。　今の状況が続けば７月も上昇相場が続きそうです。

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