明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年6月12日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落してしまいました。　良かったのは最初だけで一日の大半はマイナス圏で推移したようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は大きく値を崩して寄り付きました。　上がったり下がったり日替わりで強弱が目立つ今日この頃です。　しかし寄り付き直後の８４４０円を下値として、じわじわと戻して行くような動きとなります。　現物の前場が終わる頃には８５００円付近まで戻しました。

　午後も引き続き右肩上がりの相場で、８５５０円付近まで戻しますが、１時を過ぎた頃から失速し、再び８５００円付近まで下げてしまいました。

　引けにかけては８５００円付近でもみ合いの後、少し上昇して大引けとなりますが、本日の高値までは行きませんでした。

　大きく下げた後、為替が円安方向に動いた事で救われたような日本市場でした。　外部要因が与える影響は大きいですね。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落しました。　ＮＹダウは先週末に２５日移動平均線付近まで戻していたのですが、昨日の下げで、これに跳ね返されたような格好になってしまいました。　１２５００ドル付近は５月の後半にもみ合ったところなので、簡単には抜けて行けないところなのかも知れません。　ボリンジャーバンドのバンド幅が縮小する方向なので、この辺りでもみ合い、バンド幅が更に縮小してくるのを待たないといけない状況かも知れません。

　一方日経平均株価も８５００円付近は居心地がよさそうで、こちらもボリンジャーバンドのバンド幅が縮小する方向性です。　ＮＹダウ同様この辺りでもみ合う必要があるのかも知れません。　ギリシアの選挙が終わるまでは買いは入りにくいと言う事なのでしょう。　ボリンジャーバンドの幅が更に縮小し、エネルギーを蓄積してから一気に上昇なんてシナリオも有りかも知れませんよ。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　ただしもみ合いの範疇を抜け出すほどの力は有りませんので、今後の上昇を前提とした買いは時期尚早と言った感じでしょうか。

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