明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年6月8日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ高・ナスダック安で終わりました。　ＮＹダウは日中堅調に高いところでの推移だったのですが、引けにかけて急速に値を消す展開となりました。　中国の利下げを受け楽観的な見方が出ていたものの、バーナンキ議長の議会証言を受け、ＦＲＢが追加刺激策を実施するとの観測が後退したことが理由とされています。　前の日に大きく上昇しただけに、短期の売りが出たものかも知れません。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１０円安で寄り付きます。　その後売り優勢となり右肩下がりの展開が続きます。　昨夜為替（対ユーロ）の円安が進み１００円を回復していたのですが、日本の株式市場が始まる頃には円高方向に動き出したことが原因ではないかと考えます。

　１１時頃には一旦下落は止まるのですが、現物の後場が始まると再び下落してしまいました。

　引けにかけてもそれまでの安値を下回る弱い展開で、大引けも安値圏でそのまま終了しました。

　直近の下落（今月初め）の一因がユーロ安によるものだっただけに同じ事が起これば同じ結果になってしまうのも仕方の無いところかも知れません。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックはまちまちの結果となり、ひとまず上げ一服の状況です。　５月後半にもみ合った値位置ですので、そう簡単には上抜けさせてはもらえないようです。　今夜もこのあたりで調整するかも知れません。

　一方日経平均株価は大きく下落し、５日移動平均線を割り込んでしまいました。　なかなか思うように上昇してくれません。　今週月曜日が一番底だと仮定すると、来週は二番底探しの週となりそうです。　ギリシアの選挙を控えている事が調整の言い訳として出てきそうです。

　国内の政治も正念場を迎えそうなので、スッキリしない一週間を過ごさなければならないような雲行きです。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、調整継続で、仮に上げても知れているかな？　と言う感覚です。　４日の安値を割らない事を祈っています。　私が祈ってもどうにもなりませんけどね。

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