明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年6月6日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　日中マイナスになる場面もあり、まだまだトレンドが転換したとは言いにくいのですが、後半その日の高値をつけるなど、反転の兆しのようなものも有りました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は小高い寄付きとなりました。　その後、もたつきを見せ、昨日比変わらず付近でうろうろする時間帯が有りましたが、１１時頃から上昇が始まりました。

　日経平均先物は８５００円を回復、そして現物の後場が始まる頃には更に上を目指す展開となりました。　為替も対ドル対ユーロ共に円安の流れとなっていました。

　引けにかけてもう一段上が有りましたが、さすがにそれ以上は無く、大引けは８５３０円の１２０円高で終了しました。

　市場は悪材料をすべて折り込み、相場反転に向かいそうな気配が感じられました。　しかし、今の上昇は売り方の買戻しが中心で、新規の買いはまだまだだと思います。　回転がきいていた売りがそろそろきかなくなってきて買い戻したものだと思います。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは反発しました。　しかし直前の下げが激しかっただけに迫力は感じません。　まだまだ警戒は必要だと言うことかも知れません。　今夜ＥＣＢ理事会も開かれますので、それも気になるところです。

　一方日経平均株価は今日の上昇で５日移動平均線を上回り、ローソク足は赤三兵が完成しました。　赤三兵とは下値も上値も切り上げているような３本の陽線のことをさし、この形が安値圏で出現すると株価上昇が始まると言われています。　４月にも一度有りましたが、３本目の陽線は上髭が長く、赤三兵先詰まりと称され、上伸力が鈍いことを示します。　ご存知の方も多いと思いますが、そんなの知らないと言う方は４月１１日～１３日の日経平均株価のローソク足をどこかのチャートで確認してみてください。　今回のとは明らかに違います。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　今夜のＥＣＢ理事会も気になりますが、これまでの悪材料はかなり折り込んでいますので、よほど悲観的な文言が出ない限り６月相場は高いと考えています。

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