明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年5月15日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ギリシアのドタバタが続いています。　市場はギリシアがユーロを離脱し、元のドラクマに戻る事を折り込みに行っているのかも知れません。　でも、もしそうなればドラクマが大暴落で借金を返せなくなってしまいます。　困った事です。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は下落の始まりで、８９００円で寄り付きました。　その後反発するかに見えたのですが、それも束の間で、９時半頃には逆に売りが優勢となり、８８４０円まで下げてしまいました。

　午後も８９００円を下回るレベルでのもみ合いとなります。　現物の後場が始まった頃、午前の安値を試す動きとなりますが、そこは何とか踏ん張り、少し値を戻し、８９００円付近でのもみ合いに変わります。　このあたりは底堅いのか？　それとも日銀マネーが入ってきたのか？　為替の動きも絡んでいたようなので、どれが正しいのか、今のところは分かりません。

　引けにかけては少し強含み、午前の高値に並びますが、大引けは少し戻され８９１０円で終了しました。

　値幅的にはそろそろ良いところまで下げてきましたので、いつでも反発できると思います。　ここは、何かきっかけが欲しいところです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは大きく下落し、チャート的にも下げが止まらない感じです。　ＮＹダウのボリンジャーバンドを見ると、－２σ付近に位置し、バンド幅が広がり気味ですので、もう少し下を見なければ止まらないというようなイメージです。

　一方日経平均株価は人為的なものがあったにせよ、底堅い動きが見られました。　３月の高値から始まった１回目の下げ幅と今回の２回目の下げ幅がほぼ同じぐらいの幅になりました。　夜明け前が一番暗いと言いますが、今がその夜明け前かも知れません。

　２００１年以降の５月１６日の成績を調べてみました。　２勝６敗と負け越しで、しかも上げ幅の合計１１１.７４円に対して下げ幅の合計は、９１８.９８円でした。　上げ幅の平均は５５円程度で、下げ幅の平均は約１５３円です。　需給の悪い時期であると言うべきかも知れません。

　明日の日経平均株価予想は、反発予想です。　今日の底堅い動きは、「いつでもいけるよ！」と言っているように感じました。　後は米国頼み、ギリシア頼みです。　

リンク