明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年4月10日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落しました。　雇用統計後の最初の取引で、寄り付きから大きく売り込まれました。　売り一巡後は落ち着いた動きとなり、少しは戻しましたが、日足の下げトレンドを否定するような動きにはならなかったようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は小幅高で寄り付きました。　米国株の下げは前日に折り込んでいたと言う事です。　その後買いが優勢となり、押し目を入れながら上昇し、高値は９６６０円までありました。

　１１時頃からは相場が反転します。　午後もその流れは変わらず、１時半頃には昨日比マイナスにまで売り込まれます。　午前中円安の流れだった為替が円高の流れに変わった事が大きく影響したようです。

　日銀の金融政策決定会合で、現状維持が決まり「やっぱり日銀は動かなかった」と言う事が影響しているようです。

　大引けは９５４０円の１０円安で終了しました。　弱い動きです。

　米雇用統計が悪かった事でＱＥ３の可能性が出てきました。　現在のところ何も伝わってきていないようですが、今月２４～２５日にＦＯＭＣが予定されています。　ここで何か動きが出るかも知れません。　ＱＥ３があれば当然為替が円高に動く事が予想できますので、日銀も何とかしないといけない状況になりそうです。　２７日に日銀金融政策決定会合が再び予定されています。　あとだしジャンケンかも知れませんね。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落し、下げトレンドは継続中です。　ＮＹダウは一目均衡表の雲の上限のところまで下げてしまいましたので、このあたりで何とかこらえてもらいたいものです。

　一方日経平均株価も一目均衡表の雲まであと少しのところまで来てしまいました。　今後、再度１万円以上を狙うのであれば、こちらもこのあたりで止まってもらわないと、今年の相場が終わってしまいそうです。　

　明日の日経平均株価予想は、今日の終値付近でのもみ合いを予想します。　週末にＳＱがありますので、神経質な動きとなりそうです。　多くの指標に買いシグナルが点灯していますが、今は周りの環境が悪いような気がします。

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