明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年3月27日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に大幅上昇となりました。　寄り付きから大きく買われ、場中も買い優勢のまま最後まで行ったと言う印象です。　バーナンキ米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長が失業率改善に向け金融政策による下支えを継続していく考えを示唆したことが好感されたようです。　反発のタイミングだったこともありますが、バーナンキさんの発言が市場に与える影響も大きいようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は一気に１０１００円の寄り付きとなりました。　その後も強い動きとなり、１０１００円以上でもみ合う展開が続きます。

　午後は、やや軟調となり、１０１００円を割り込む場面もありましたが、１時を過ぎたあたりから下値を切り上げ始めます。　２時台は売り買いが交錯し、もみ合いが続くのですが、引けにかけて一段高くなり、１０１９０円までありました。

　大引けも高値圏で終了、現物の日経平均株価は高値引けとなりました。　一日で２００円以を超える上げになったのは、いつ以来の事でしょうか？

　今日は配当権利付き最終売買日で、明日も高いと思えば当然配当も取ってやろうと言う動きになってきます。　昨日も申し上げましたが、配当を取ったあと、値が戻ったところで売れば、超短期で配当分だけを取る事もできます。　明日が高い前提ですが、リスクの少ない投資かも知れません。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは大きく上昇し、市場環境が一変したように感じました。　ナスダックは新値を更新し、更に高値引けで終わっています。　新しい上昇の流れが発生しているように見えます。　バーナンキ議長の発言は、このままの金融緩和を続けますが、失業率が改善しなければ、ＱＥ３もありうるよというメッセージに取れなくもないと思います。　かなり強気のメッセージですね。

　一方日経平均株価は米国株高を好感し、大幅高となりました。　明日は配当権利落ち日で現物の日経平均株価が先物にサヤ寄せしてきます。　昨日までは１万円割れ観測もチラホラありましたが、本日の結果から、よっぽどの事が無い限り１万円割れは回避できそうです。　チャートを見ても新高値の高値引けで、もう少し上がありそうな勢いを感じます。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　日米とも新たなるステージに入ってきたようです。　４月になれば国内の買いも期待できますので、このまま外国人買いが続くようなら、株価上昇に勢いがつきそうです。

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