明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年3月15日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に上昇しましたが、概ね前日の終値付近での小動きだったようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は上昇の始まりとなりました。　為替が８４円台に入ってきた事が強い追い風となったようです。　その後はもみ合い状態となり、行ったり来たりの展開が続いたのですが、１０時半を過ぎた頃に売りが優勢となり、一時マイナス圏に足を突っ込む場面までありました。

　午後は少しずつ下値を切り上げる展開となり、２時頃に午前の高値を抜き１０１００円までありました。　しかし、今日の上げはそこまでで、引けにかけて１００５０円付近まで売られます。

　大引けは１００６０円の５０円高、チャートは寄り引け同値の十字足（日中）となりました。　高値圏で出た十字足は下げの予兆とも言われますが、外部環境に影響されやすい市場だけに難しいですね。

　為替がいよいよ８４円台まで戻ってきました。　各企業の為替想定は８２円程度が多いようなので、今より更に円安が進めば企業業績に与える影響は大きくなりそうです。　円高が原因で赤字を出してしまった企業を探す事ができれば面白いかも知れませんね。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは小動きで、利食いをこなすような相場だったようです。　利食いがしっかりこなせていれば、今夜再び上昇する確立が高いかも知れません。

　一方日経平均株価は為替の影響で新高値をとりました。　ボリンジャーバンドの＋１σと＋２σの間での推移ですので、上昇トレンドは継続中です。　今年は「節分天井彼岸底」は当てはまらなかったようです。　節分から彼岸までは年度末の売りが出やすいので、そういう格言が生まれました。　そうなると、彼岸を過ぎれば株は上がりやすくなると言う事なので、楽観的な考え方をすると、今後更に上昇すると言うシナリオができてしまいます。　楽しみですね。

　明日の日経平均株価予想は、続伸予想です。　ただ、週末ですので大きく上がる事は期待できないかも知れません。

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