明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年3月14日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に大幅上昇となりました。　ＦＯＭＣは特に何も無かったようなのですが、２月の小売売上高が予想を上回ったほか、大手行のストレステスト通過との観測が材料視されたようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１万円を上回って寄り付きました。　為替も昨夜から円安の流れが続き、８３円台に入った事も大きかったようです。　その後は概ね横ばいで、方向感の無い相場となりました。　ここまで上げてきて、目標達成感と安値で買った投資家の利益確定売りも結構あったのではないでしょうか。

　午後も水平飛行が続き、１万円以上をキープする時間帯が続きました。　大引けにかけて１万円を割り込む場面もありましたが、結局１０円だけ上で終わる事ができました。

　昨年の夏以来の終値での１万円回復です。

　とりあえず良かったのですが、日経平均株価の月足チャートを見てみると、右肩下がりのボックス圏相場をまだブレイクしていません。　この上値抵抗線を上抜けると１４０００円付近が見えてきそうなのですが・・・あと少しです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは大幅上昇となり、大陽線が立ちました。　ボリンジャーバンドのバンド幅がかなり狭くなっていましたので、エネルギーが溜まっていたとも言えます。　下ではなく、上に吹き上がった事で今後の上昇に期待ができそうです。　米国市場は勢いがつくと止まらない事がありますので、今夜も高いかも知れません。

　一方日経平均株価も米国市場と為替に持ち上げられ、強い状況となっています。　新値を取ってきているだけに、売り方も苦しそうです。　しかし、三空が空いてしまいましたので、売りも出やすく、騰落レシオも高いままである事も気になるところです。　

　明日の日経平均株価予想は、続伸と言いたいところなのですが、大きく上げた翌日のＮＹダウは、小動きになるケースが多いように思いますので、とりあえず明日は休憩するのではないでしょうか。　上昇はその後でも良いのでは。

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