明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年3月13日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ高・ナスダック安で終了しました。　上値が重い状況です。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は何故か高い始まりとなりました。　少しもんだ後、買いが優勢となり右肩上がりで上伸し、９９５０円までありました。

　午後は午前と同じような９９００円から９９５０円のボックス圏で推移する相場が続くのですが、２時を過ぎた頃から下へ動きました。　売り一巡後は引けにかけてもみ合いが続き、昨日比マイナスにはなりませんでしたが、上髭の長い陰線となってしまいました。

　１万円は重いですね。

　今日は日銀の金融政策決定会合があり、午前中は更なる金融緩和の期待で買われたのかも知れませんね。　結局何も無く、期待が剥がれ落ちて後半下げてしまったと言った感じでしょうか。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックはまちまちの動きでした。　まだ、直近の高値は抜けていませんので、上へのトレンドは出ていません。　今夜はＦＯＭＣがありますので、神経質な動きで始まるかも知れません。　市場としてはＱＥ３を期待しているのかも知れませんが、最近の経済指標は改善していますので、バーナンキ議長としてもやりにくいところです。

　一方日経平均株価は、３日連続で１万円に乗せているのですが、大引けではそれを守れないでいます。　１万円は節ではなく、心理的な壁ですので、後になれば単なる通過点でしかありません。　今期の企業業績は大赤字のところが多いようですが、来年度は円安も手伝って黒字転換企業が続出するはずです。　今後に期待したいのですが、目先はゆっくりで良いのではないでしょうか。

　明日の日経平均株価予想は、調整予想です。　下げたら買いが入り安い今の環境ですので、値幅と言うより日柄調整の可能性が高いと思います。　今日の終値付近でのもみ合いとなるでしょう。

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