明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年3月6日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落しました。　ＮＹダウは一時２５日移動平均線付近まで下げ、非常に危ないところまで売られましたが、引けにかけて右肩上がりとなり、総悲観というようにも見えませんでした。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は９７００円の小幅高で寄り付きました。　その後９７４０円まで買われますが、米国株安の状況下では、買い安心感が広がらず、もみ合いの後、一気にマイナス圏に沈みます。

　午後は更に売り込まれ、９６００円まで下げてしまいます。　しかし、米国株が完全に下を向いた訳でもありませんので、売りも限定的で、２時以降は回復基調に変わりました。

　大引けは結局プラスまでは戻りませんでしたが、概ねＮＹダウにあわせたような小幅な下落でした。

　節分天井はかなり後ずれしてしまいましたが、彼岸底はどうなるのでしょう？　春分の日まであと２週間です。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落し、調整色の強い相場だったように感じます。　あれほど過熱状態だった各指標もかなり冷め、常温に戻っています。　次なるスタートは何時なのか？　気になるところですが、今週は雇用統計を見極めたいと言うようなどっちつかずの動きが予想できます。

　一方日経平均株価も調整中です。　本日下げた事でローソク足が陰線となってしまい、５陰連（５日連続陰線）が完成してしまいました。　５陰連は今後の下落を示唆していますので、買いは控えるべきタイミングか来ているようです。　更に５陰連の前の２日を加えると、１陰介在６陰連となり、もし明日陰線ならば１陰介在７陰連となり、５陰連よりも弱いチャートパターンが完成してしまいます。

　株価下落は良い事では有りませんが、「押し目待ちに押し目無し」で、乗り遅れた人にとっては待望の押し目がやってきたと言う事になります。　今後１万円以上になると考えるならば、彼岸底が何処なのか、しっかり見て行く必要がありそうです。

　明日の日経平均株価予想は、続落予想です。　流れは下を向きました。　ここからは押し目の底を探す日々となりそうです。　長期的には上ですが、目先値幅調整があっても不思議では有りません。　日経平均及び日経平均先物共にＭＡＣＤが本日陰転しましたので、要注意です。

リンク