明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年2月28日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ安・ナスダック高で終わりました。　寄り付き直後は下げていたのですが、しだいに上昇しプラス圏に浮上。　その後は低空飛行が続き、大引けで明暗が分かれたような感じです。　結局方向性が無かったと言う事かも知れません。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物はマイナスの始まりとなりました。　昨日引け後に飛び出したエルピーダメモリの問題が市場にどう響くのかということが気になったのですが、指数にはそれほど大きな影響は無かったようです。

　日経平均先物は、もみ合いの後、一旦下へ振れ９５３０円まで下落しますが、下げはそこまでで、その後は戻しに入ります。

　午後も同じようなところで推移するのですが、１時半を過ぎた頃に突然上昇が始まり一気にプラス圏に浮上しました。　９７００円をつけた後、一旦調整し、再び高値チャレンジの動きとなりました。

　今日も午後から強い動きです。　やはり海外からの資金が流入しているようです。　先日も申し上げましたが、上昇の時間帯から考えて、オイルマネーの流入が考えられます。

　大引けは９７００円を大きく上回り、９７６０円まで上昇し、高値引けと言う結果でした。

　エルピーダメモリ破綻の影響は、本日のところは限定的でした。　エルピーダの大株主のＮＥＣも下がりはしましたが、４円安でそれほど大きなものではなかったような感じです。　悪材料が悪材料にならないのが今の相場ですね。　

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは方向性が無く、日柄調整中と言った感じです。　そろそろ動き出しても良い頃なのですが・・・。

　一方日経平均株価は強い動きになっています。　押し目を待っている投資家も多いことと思いますが、なかなか下げてくれません。　午前中はマイナスで、今後の調整は覚悟したのですが、午後から上昇し、昨日の高値を超えた事から、昨日の長い陰線が否定された事になります。　明日も期待できるかも知れません。

　しかし騰落レシオの値が高い事が気になります。　何となく高いところで綱渡りをしているような気分です。　下を見なければ怖くは無いのかも知れません。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　日経平均先物の今年に入ってからの火曜日は７勝１分の負け無しです。　それに次いで強いのは水曜日で７勝１敗です。　米国市場、為替相場、強い追い風が吹いているようです。

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