明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年2月27日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ安・ナスダック高のまちまちで修了しました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は９７００円を超え、高い始まりとなりました。　米国株よりも円安が大きく影響したようです。　８１円台に入ってきた為替ですが、８１円台が良いのではなく、その後に控える更なる円安に期待ということのようです。　しかし、株式市場が始まった９時以降は円安の流れとはならず、一時８１円を割り込む場面もあるような一進一退の相場となりました。　日経平均先物も９７００円を挟んでのもみ合いが続きます。

　午後も同じような流れが続くのですが、１時を過ぎた頃に突然崩れ始めます。　右肩下がりの相場となり、３時前にはマイナス圏まで売られてしまいました。

　大引けは結局、現物・先物共にマイナスで修了すると言う、あまりよろしくない終わり方となってしまいました。

　高値圏で出てきた今日の陰線が、後々相場に同影響するのか？　前回の陰線は２月２０日でした。　この時の陰線は、後日株価が上抜けしたため取り消された形なのですが、今回はどうなるのか？　少し心配です。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックはまちまちでしたが、上昇トレンドは継続中です。　ボリンジャーバンドを見ても＋１σと＋２σ間に有り、順調に上げてきている感じです。　ただ、以前も申し上げましたが、ＭＡＣＤが陰転したままである事が気になっています。　株価が上昇しているのにＭＡＣＤが下を向いている事はあまり見かけない現象です。

　一方日経平均株価も調子よく上げてきています。　今日の寄り付きはボリンジャーバンドの＋２σを上に抜けましたので、出る釘は打たれると言った状況だったのかも知れません。　上げ続けると後が怖いですから、たまには休みも必要です。　しかし東証２部は上げ続けているようで、今日で３０連騰だそうです。　「こわ～」

　明日の日経平均株価予想は、短期調整の予感です。　出来高もしっかり有りますので、大きく崩れ落ちる事は考え難いのですが、今週は上昇一服があっても不思議では有りません。　しっかり頭を冷やして３月から再スタートと言うシナリオを描いています。

追伸

6665エルピーダメモリ、会社更生法適用申請と言う一報が入りました。　円高の犠牲者なのかも知れません。

リンク