明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年2月20日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ高・ナスダック安のまちまちで修了しました。　ＮＹダウは着実に一歩一歩上昇しているイメージです。　昨年の高値も抜けましたので、次は２００７年の高値に挑戦するような勢いが出てきました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は大きく上げて寄り付きます。　為替も円安で寄り付き段階では７９円台後半まできていた事も追い風となったようです。　しかしその後直ぐに為替が崩れ、９７円台半ばまで円高となり、日経平均先物もそれ以上は買われず、逆に弱含む展開を経て、９５００円付近でもみ合う相場へ移行しました。。

　午後ももみ合いから始まりますが、１時頃から値を崩します。　しかし一方通行的に下げて行かないのが今の相場の強いところで、何とかとどまり、本日の安値圏ではありますが、プラス圏で大引けを迎えました。

　米国市場の堅調と為替の円安に支えられ、強い相場となっていますが、高値圏で出た陰線が気になります。　一度休憩しないといけないと、誰もが思っているのタイミングにきたかも知れません。　初心者に有りがちな事ですが、勢いに任せて飛びついて、周りを見たら誰もいなかったなんて事にならないように気をつけてください。　２５日移動平均線は９０００円にも届いていませんよ。

明日の日経平均株価予想

　先週末の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは、まちまちで、適度に調整しながら確実に上昇しているようです。　チャートも綺麗な右肩上がりで決して無理はしていない上げ方のように見えます。

　一方日経平均株価は、かなり無理をしているように見えます。　２５日移動平均線との乖離率は６％を超えています。　通常５％を超えると危険水域だと言われていますので、短期的に行き過ぎの状況です。　株価は上げも下げもオーバーシュートするものですので、気をつけたいところです。

　明日の日経平均株価予想は、今日と同じぐらいの値位置での推移を予想します。　今夜は米国市場がお休みですので、明日は材料不足で様子見相場となるか、むしろ利食い売りや新規の空売りも入りやすい値位置ですので、下げる確立は高いのではないでしょうか。

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