明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年2月14日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に上昇しました。　前日の下げを取り戻すような動きでした。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は小幅安で寄り付きました。　その後はいつものように横ばいです。　一瞬だけ±０になる場面もありましたが、概ね水面下での推移が続きました。

　相場が動いたのは１時の少し前ぐらいでした。　一気にプラス圏に浮上し、更に買われ９０７０円まで上昇しました。　昨日から開催されていた日銀金融政策決定会合が終わり、金融緩和が発表されました。　それにより、為替が円安に振れた事を好感したようです。

　買い一巡後は９０５０円を挟んでのもみ合いとなり、そのまま大引けとなりました。

　日銀の金融緩和は、資産買い入れ基金を５５兆円程度から６５兆円程度に増額、消費者物価（ＣＰＩ）の前年比上昇率を１％を目指して金融政策を運営していく方針を明確にしたと言うことです。　とりあえず今日のところは反応しましたが、小出しといえば小出しの政策ですので、いつまで続くか疑問が残ります。　万一米国がＱＥ３を実施したら吹っ飛んでしまうような政策です。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは上昇しましたが、今後更に上を買い進む上昇とまでは言えないように感じます。　もう少しこのあたりでもみ合う必要があるのではないでしょうか。

　一方日経平均株価も上昇し、今年の新値を取ってくる動きとなりました。　日銀の政策が効いたと言う声もあるようですが、「どうせ何も無いだろう」と思っていたところに出てきた政策ですので、多少インパクトがあっただけだと思います。　明日になったらみんな忘れているかも知れません。

　明日の日経平均株価予想は、下落予想です。　昨日上昇した米国株も今夜は一服、日柄調整の動きが続きそうです。　日経平均株価も右にならえ！　９０００円前後でもみ合う動きを想定しています。

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