明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年12月5日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ安・ナスダック高で終わりました。　結果だけを見ると小動きのような数字だったのですが、寄付きから上昇し、その貯金を一日かけて消してしまったと言うような、どちらかといえば弱い値動きだったように感じます。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は小幅高で寄り付きます。　イタリアが４日の閣議で３００億ユーロ規模の財政再建策を決めたことが少しだけ追い風になったのかも知れません。

　８７１０円で寄り付いた後は８７００円を下回るレベルでのもみ合いとなりました。

　午後も同じ状態で、狭いレンジの中でのもみ合いで、方向性は全くありません。

　大引けにかけて、少し乱高下したようですが、値幅をブレイクするような動きにはならず、値幅の中での大引けとなりました。

　イタリアの財政再建策を好感したものの、それを米国市場がどういう評価を下すのかが気になって、独自の動きとはならなかったようです。　人目を気にする性格の気の小さい日本市場です。

明日の日経平均株価予想

　先週末の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは、雇用統計を受けて上昇したのですが、その前にすでに発表されていたＡＤＰを先に折り込んでいた可能性があり、利食いに押された状況だったと思います。　今夜はイタリアをどう評価するのかが焦点です。　需給は改善していますので、好感されるのではないかと考えています。

　一方日経平均株価は、本来もっと上への値幅が出てもおかしくはなかったのですが、今夜の米国市場を見てからでないと動けないと考える投資家が多かったのではないでしょうか？　流れは上です。　今のところ９０００円までは上昇余地があると思います。

　明日の日経平均株価予想は、続伸予想です。　今週末はＳＱですので警戒も必要ですが、需給が改善していますので、大きく売り込まれる確立は低いと思います。　各種逆張り指標の温まり方を気にしながら、ついて行くだけです。

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