明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年12月2日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ安・ナスダック高で終了しました。　一昨日の日中の値動き（終盤）から考えて、もう少し上があるのではないかと考えたのですが、少し早めに利食いが出たようです。　雇用統計前日なので仕方がなかったのかも知れません。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１０円高で寄り付きました。　その後少し上へ行きますが、今夜は米雇用統計の発表がありますので、上値は抑えられ、概ね横ばいの展開となります。

　午後も一時マイナスになる場面もありましたが、売るにも売れない状況なので、下値も堅くやはりもみ合いの状況には変わりはありません。

　大引けにかけては午前の高値を抜く場面もあり、最後はどうなるのかと見ていたところ、最後の最後で「ピョコン」と跳ねて、本日の高値８６６０円に並び、高値引けとなりました。　現物の日経平均も高値引けです。

　１１月とは、はっきりと空気が違うような気がします。　今夜の米雇用統計しだいで年末高が見えてきそうです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックはまちまちで、雇用統計待ちの状況です。　ＡＤＰが良かっただけに今夜の数字に期待が集まるのですが、期待値が高すぎると、反落なんてことも過去にありましたので、実際出て見ないと分からないというのが正直なところです。

　一方日経平均株価も強い事は今日の日中の動きを見れば明らかです。　１１月２５日に安値から、三つ窓を空けていますので、今日は売り込むチャンスでもありました。　しかし下げません。　地合いが弱いときなら窓埋めの動きとなります。　今夜の雇用統計が窓埋めのきっかけとならないように祈りたいものです。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、雇用統計直前なので控えます。　雇用統計の結果、米国市場が上を目指すのなら、年末は高いと言う結論が出ますが、逆の目が出た場合は、ダメ押しの下落となり、上昇相場はお預けとなるでしょう。　今年最後の大イベントかも知れません。

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