明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年12月1日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に大暴騰となりました。　ローソク足も陽の丸坊主で非常に強い形となりました。　日米欧の主要中央銀行が金融市場の流動性ひっ迫回避に向けた協調対応策を発表したことを好感したようです。　為替介入もそうですが、「協調」というところに意味がありそうです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は大きく上昇して始まりました。　寄り付き直後、８６７０円までありましたが、いつものように伸びがありません。　その後は下げ気味の横ばいが続きました。

　午後からは少し上向きになりますが、寄り付き直後の高値までは届きません。　一旦下げて再度挑戦しようとするのですが、午後の高値にも届かず、流れは下を向いてしまい、８６００円を割り込んでしまいます。

　しかし、今日は売り込めるような環境ではなく、大引けは何とか８６００円をキープすることができました。

　米国ＡＤＰ雇用統計も改善していたようで、それも市場心理を明るくしたと言えるでしょう。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは、インパクトのあるポジティブ材料によって爆上げし、出来高も突然戻ってきたような状況です。　年末高に向かって大きな大きな号砲が鳴ったような感じです。　米国市場の変わり身の速さには驚かされますね。

　一方日経平均株価も米国の爆上げに吹っ飛ばされた形で一気に上昇しました。　終値で、２５日移動平均線を上回り、今後の上昇を期待したいところなのですが、まだまだ疑心暗鬼があるようで、寄り付き後の伸びはなく、利食い売りに押される展開でした。　民族性の違いでしょうね。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想なのですが、明日の夜には米雇用統計が発表されますので、寄り付いた後は今日と同じような展開を想定しています。

　今後、紆余曲折はあるにせよ、年末高に向けてスタートしたような感覚です。　ＭＡＣＤも陽転しましたよ！

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