明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年11月9日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に上昇しました。　イタリアのベルルスコーニ首相が、財政健全化法案が成立した後に辞任する意向を表明したことを好感したと伝わっています。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は高く寄り付きました。　高く寄り付いたといっても昨日の値幅の中なので、とりあえずと言った感じでしょうか。

　その後は概ね横ばいです。　狭いレンジの中でのもみ合いが続きました。

　午後も同じような状態だったのですが、突然崩れます。　どちらが先かは分かりませんが、8316三井住友FGが崩れ落ちてゆきました。　何かあったのか？？　いまだに理由は分かりませんが引けにはしっかり戻っていました。　日経平均先物も一時は±０まで下落し、その後はしっかり戻し３時前には本日の高値までつけています。

　大引けは、寄り付きと同じ８７３０円で十字足となりました。

　今日も7733オリンパスはストップ安です。　8316三井住友FGはオリンパスの大株主でもありますので、何かの連想でも働いたのでしょうか？

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは上昇し、今後年初来高値を狙って行きそうな形になってきました。　１０月２７日につけたＮＹダウの直近の高値を抜ければ、可能性が高くなってきます。　あと、１１４ドルです。

　一方日経平均株価は、アップアップ状態です。　一目均衡表の雲の中には戻ってきたものの、勢いは無く、雲下抜けの危機は続いています。　自力で上がることができないならば、米国に引きずり上げてもらうしかありません。

　明日の日経平均株価予想は、引き続き好調な米国市場に引きずられて、小幅に上昇するでしょう。　しかし、どんどん上げて行く環境ではありません。　オリンパスのような会計処理を他の会社もやっているのではないかと言う疑惑があるうちは、外国人は高値を買い上がっては来ないでしょう。

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