明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年10月13日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に上昇しました。　スロバキアの与野党が、欧州金融安定ファシリティー（ＥＦＳＦ）拡充案を１４日までに承認することで合意したことを好感したようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は８８００円を超えて寄り付きました。　その後寄り付き値の８８４０円を挟んでのもみ合いとなりました。　夜に動いて昼間は寝ているコーモリのような最近の習性です。

　現物の後場の寄り付きと同時に１０円だけ上値を更新しますが、これが一文新値となり、軟調な横ばいとなりました。

　大引けは８８００円の安値引けとなり、何となく湿り気味の相場でした。

　昨夜対ドル、対ユーロ共に円安の流れとなっていたのですが、本日の日中は逆の現象が起きていたことも、買い手控えの一因だったのかも知れません。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは上昇しましたが、引けにかけて売りが優勢となり、上髭の長いローソク足が出現してしまい、少し気になっています。　今夜は安いかな？

　一方日経平均株価の２５日移動平均線が上を向きました。　そしてその２５日移動平均線を５日移動平均線が下から上へ抜けるゴールデンクロスが完成し、形は良くなってきました。　トレンド的には下げトレンドから離脱したようですが、上げトレンドに入ったかどうかは疑問の残るところです。

　例年需給環境等の影響で、１１月の中旬に底を打つことが多いので、１ヶ月早いような気がしています。

　明日の日経平均株価予想は、米国株反落を受けて安く寄り付くと言う予想です。　ＳＱ値に頭を押さえられることが多いので、安く寄り付いてその上に乗っていってもらいたいものです。

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