明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年10月12日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ安・ナスダック高で戻ってきました。　一気の上昇に対する警戒感が現れていたものだと思います。

　その後に出たニュースとして、米アルコアの第３・四半期利益は前年同期比で大幅に増加したものの、景気が上期から鈍化したことから、前期比では減収減益となり、時間外でアルコア株が売られていた事や、スロバキア議会が、欧州金融安定ファシリティー（ＥＦＳＦ）機能拡充案を否決したことなどがあり、日経平均の寄付きが心配されました。

　８７２０円で寄り付いた日経平均先物は、一旦８７００円を割り込みます。　「あちゃーっ　また来たか」と思ったそのすぐ後に一気の買いが入り８７００円台にしっかり戻しました。　その後再び波乱は無く、８７００円台でのもみ合いが続くことになりました。

　午後はもみ合いの値位置を少し上げ、底堅い動きとなり、何度か±０を付ける場面も見られました。

　大引けは、今夜の米国市場が気になり、３０円安で終了しましたが、どちらかと言えば強い相場だったように感じました。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは気迷い状態です。　底値から一気に上昇してきましたので、今後を考えれば、ここは足踏みの方が良いと思います。　ＮＹダウは一目均衡表の雲の中ですので、この辺りでしっかり売りをこなして次の上昇のタイミングを待ちたいところです。　そうすることで、雲を一気に抜けてくる可能性が高まります。

　一方日経平均株価は、底堅い値動きで米国の上昇待ちとなっています。　２５日移動平均線は下を向いていますが、今の値位置をキープすればそのうち上を向きますので、再び２５日移動平均線を割り込まない事を祈ります。

　明日の日経平均株価予想は、気迷いが続くと予想します。　スロバキア議会が、欧州金融安定ファシリティー（ＥＦＳＦ）機能拡充案を否決したことで、欧州の足並みがそろっていませんので、なかなか米国株も上昇しにくいところです。　採決をもう一度実施し、可決を目指す方向性があると言う話もありますので、株価上昇はその後のお楽しみとなりそうです。

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