明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年8月1日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落しました。　しかし、米国債上限引き上げ問題が、合意に至ったということで、ＮＹダウやナスダック先物が上昇していました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は上昇しての寄り付きとなります。　その後も強い足取りで１００００円を回復して横ばいの動きとなりました。

　午後も強く高値圏でのもみ合いが続きます。　しかし、２時を過ぎた頃から失速が始まりました。

　大引けは、１００００円を守ることができず、後味のよろしくない終わり方だったように感じました。

明日の日経平均株価予想

　先週末の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下げましたが、政府と野党指導部が合意と言うことで、このネタは一旦収束に向かうようです。　ただ、政府と野党指導部が合意しただけで、議会を通過した訳ではありません。（多分通過するとは思いますが）

　今夜の米国市場は大幅上昇の始まりとなりそうです。

　一方日経平均先物も、このニュースで一安心したようで、上昇しました。　日経平均株価の日足チャートを見てみると、先週木曜日に空けた窓を埋めるとうな形です。　ただ、上髭が長くなってしまった事が少し気になります。

　明日の日経平均株価予想は、今日の終値付近でのもみ合いを予想します。　今日の上昇は今夜の米国市場の上昇を先読みして上げていますので、今夜米国が高くても、明日の日経平均にとってはNeutralです。　以前も申し上げましたが、今回の米国債上限引き上げは国内法の問題で、お互いの顔を立てれば解決する問題です。　それよりもっと怖いのは、米国景気の後退です。　今週末には米国雇用統計が控えていますので、どんどん上値を買い上がる環境では無いと思います。

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