明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年5月31日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に休場でした。　為替もそれほど動いていなかったようで、外部環境はNeutralだったようです。

　そんな環境下の日経平均先物は、２０円安の寄り付きとなりました。　その後比較的に早い段階でプラス圏に浮上すると、その後は非常に堅調な右肩上がりの相場つきとなりました。

　現物のお昼休みを挟んで、午後も右肩上がりの相場が続きます。　高値は９７００円まであり、大引けも高値圏で終了しました。

　今日、これだけ上げた理由にユーロやドルが高くなった事が大きく影響したようです。

　今夜の連休明けの米国市場がどうなるか気になりますね。　米国市場が下げると今日上げた分が吹っ飛んでしまいますから。

明日の日経平均株価予想

　日経平均先物は、今日の上昇で２５日移動平均線を超えてきました。　ＭＡＣＤも僅かですが陽転し、トレンドが変わったように見えます。　一目均衡表を見てみると、今日、雲がねじれていますので、変化日と捉えれば今日の上昇は説明が付くのですが、６月３日にもう一度ねじれていますので、そこを通り過ぎないと安心はできません。

　そして、短期的にはトレンドが変わったかも知れませんが、震災以降続いているＢＯＸ圏を抜け出した訳ではありません。　５月２日の１００４０円をはっきり抜いて行かないと上昇相場にはなりませんので、まだ警戒は必要だと思います。

　懐疑の中で相場は育つと言いますが、今日が上げのスタートなのか？　単なるＢＯＸ圏の動きのひとつなのかは、神様でも分からないでしょう。

　明日の日経平均株価予想は上昇です。　近々１００００円付近までは上昇すると想定しています。　しかし１００００円に近づけば近づくほど、利食いや戻り売りが出やすくなりますので、その辺りからは相場の勢いを考えながらの戦略が重要でしょう。

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