明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年4月8日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に小幅安で戻ってきました。　寄り付き直後は前日比変わらずかむしろ小幅に上がっていたのですが、昨夜の東北地方の地震で津波警報が出たことを嫌気して、一時大きく売られたのですが、津波警報・注意報が解除され、冷静さを取り戻したと言うような値動きでした。　しかし、日本は夜だったことで被害状況が判らないことから、プラス圏回復とはならなかったようです。　災害は日本発で世界の株価は動くようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は小幅安で寄り付きました。　その後すぐにプラス圏まで浮上し、少しもみ合います。

　１０時半頃に株価は動きます。　力強い上昇です。　本日のＳＱ値９６１２.５１円をあっさり抜き去り９７００円まで上昇します。

　現物のお昼休みの間はやや軟調な動きでしたが、午後からは再び上昇が始まります。　適当に押し目を入れながら、９８００円をも上回りました。　大引けは少し下げましたが、終日強い動きを見せてくれました。

　地震による被害はあったものの、全体として致命的なものでは無かった事、４月５月は東京電力管内の計画停電は実施されない事、そしてみずほ証券が9501東京電力のレーティングをＯＰに据え置き、目標株価も２４００円から９００円に引き下げた事が影響したようです。　目標株価を引き下げたと言っても９００円ですから、今よりもずっと上ですので、東京電力株はストップ高と言う結果でした。

　今回の余震の被害は限定的と言っても被害はあったのですから、あらためて被害に遭われた方へお見舞い申し上げます。

　そうそう、原発に大きな被害が無かった事も安心材料のひとつですね。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウ・ナスダックは、昨日上昇しかけていたところに水をかけたような結果でした。　しかし、本日の日本株の上昇で不安材料を払拭する事ができましたので、今夜は高いと見るべきかと思います。　とりあえず今夜は高いのですが、過熱した指標が冷めた訳ではありませんので、長くは続かないかも知れません。

　一方日経平均株価は本日長い陽線となり、２５日移動平均線を上回りました。　約一ヶ月ぶりの事です。　２５日移動平均線は今は未だ下向きの状態ですので、数日間このラインをキープして欲しいものです。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、続伸です。　ちょっと面白くなりそうですよ。　地震後の急落で大きく開いてしまったボリンジャーバンドも収束の方向に向かっています。　バンド幅がもう少し縮まって、再び開きだす頃に株価がどちらを向いているか期待したいところです。

　それと福島原発、休み中に悪材料が出てきませんように！

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