明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年3月25日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に予想通り上昇しました。　ＭＡＣＤも陽転し、今後最高値を狙えるような形となってきたのではないでしょうか。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は９５００円での寄り付きとなりました。　しかし、東京電力福島第一発電所の問題は終わっていません。　昨日も作業員が被曝するという事故が起こっています。　米国のおかげで持ち上がった日経平均先物は、しだいに値を消す動きとなりました。

　９４５０円を挟んでの動きが続きます。　午後になっても同じような動きとなりますが、しだいに下値を切り下げ、２時半前後には９４００円を割り込む場面もありました。

　大引けは長くもみ合ったところ、９４５０円まで戻しました。　日本市場には、米国市場のような楽観は無いようです。

明日の日経平均株価予想

　米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは、かなりの勢いで立ち直りを見せています。　このままの勢いで一気に新高値なんてことも視野に入れておくべきだと思います。

　日本市場は、福島原発だけでなく、原子力そのものの扱いをどうするのかと言う難しいことになっています。　九州電力が点検の為休止中だった原子炉の再稼動を見送り、夏場の計画停電を示唆すると言う報道がありました。　大都市圏を抱える関西電力や中部電力がどういう対応をするのか気になるところです。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、勢いに乗っている米国市場に支えられて、寄り付きは上昇しますが、それ以上の上昇は無く、しだいに値を消すか、横ばいの相場を想定しています。　ただし、今はなんと言っても福島原発最優先相場ですので、土日の原発の情勢しだいでどちらにも転ぶと言う不安定な予想です。

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