明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年3月17日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落しました。　日本発の世界株安なのでしょう。　そこへ更に強烈な円高が襲ってきました。　史上最高値を一気に更新し、７６．２５円までありました。　早朝の出来事で、私はまだ寝ていました。　出来高の少ない時間帯だった事から、需給と言うより仕掛け的な動きだったのではないでしょうか。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は大きく下げて始まり、一時８４００円まで下げる場面もありました。

　その後は下げ過ぎの反動か？　福島原発が、一歩前へ踏み出したからか？　右肩上がりの展開となりました。　エリオット波動の教科書のような５波動を描いた綺麗な日中足のチャートだったと思います。

　大引けは８９３０円で終了しました。

　福島原発がやっと動き出しましたね。　自衛隊のヘリが上空から海水を落としている絵が放送されていましたが、「２階から目薬」のようなやり方で、本当に水が入ったのか？　疑問が残るところです。　おそらくこぼれた方が圧倒的に多かったのではないでしょうか？

明日の日経平均株価予想

　為替の７６円台には驚かされました。　その割には日経平均先物は強かったですね。　しかも終り値で現物の日経平均との差が縮まっています。　今の日経平均先物は、今月末の配当落ちを折り込んだ数字ですので、現物より７０円から８０円程度安いはずです。　しかし、その差は約３２円程度です。　これは先高を反映したものかも知れません。

　今回の地震の被災地では、ガソリンや灯油が不足していると伝わっています。　為替が円高になると、ガソリンや灯油の価格が安くなるので、被災地の皆さんにとっては好都合です。　後は流通のメカニズムが早く戻ってくれる事を祈りたいです。

　明日の日経平均株価予想は上昇です。　米国もそろそろ反発ポイントに来ているように見ていますので、結構力強い動きになると思います。　事態は少しづつ好転しつつあります。

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