明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年3月15日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落しましたが、今は米国より国内事情で動く相場なので、あまり参考にはなりません。　何と言っても福島原発です。

　原発がこれからどうなるのか？　スリーマイル島？　チェルノブイリ？　スリーマイル島のレベルまでは来ているのでは？　不透明さが広がっています。

　状況が改善しているのならまだしも、悪化しているので、株価が上がるはずがありません。　

　そんな中で始まった日本市場、日経平均先物は続落の始まりとなりました。　寄り付き後もだらだら下げる展開でとうとう９０００円を割り込みました。

　現物の前場が終了した直後の事です。　日経平均先物は急落します。　強い放射能が漏れたようです。　現物の後場寄りつきも売り気配の銘柄が多数あり、日経平均先物は、８０００円をも割り込んでしまいました。　久しぶりに見た大幅急落です。

　１２時４５分頃、７８００円の安値を付けますが、売り物が出きったのか？そこから反転上昇の動きとなりました。

　右肩上がりの推移は大引けまで続き、大きなマイナスではありますが、何やらリバウンドを感じさせるような動きだったのではないでしょうか。

明日の日経平均株価予想

　日経平均先物、前場終了後の大きな下落をかなり戻した結果、陰線ではありますが、長い下髭を引く形となりました。　日経平均先物の動きから、一旦「コツン」と言う音が聞こえたような気がします。　下げ幅からして十分すぎるぐらい下げましたので、明日は少し期待しています。

　月曜日の下落は地震と津波（一部原発）、本日の下落は原発のみと考えても良いと思います。　したがって、原発の問題が収束に向かうようなら９０００円台半ば辺りまでは比較的速く戻すのではないでしょうか。

　後は復興需要と今回の地震で受けた各企業のダメージが綱引きとなりそうです。

　明日の日経平均株価予想は条件付で反発です。　福島原発で更なる爆発や放射能漏れが発生するならば、再度下へ突っ込む可能性も高いので、安全宣言が出るまでは油断は禁物だと思います。

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