明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年3月11日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に大幅下落となりました。　寄付きから一気に下落し、戻すことなく安値圏での推移が続きました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は下落の始まりとなりました。　気になるＳＱ値は、１０２８６.４８円でこの値より上で推移する事ができれば下値支持線として働いてくれると言われていますので、何とか守って欲しいものです。

　寄り付き後少しもみ合いますが９時２５分頃に１０３００円を回復する動きとなりました。　しかし、その後は右肩下がりとなり、ずるずると下へと流れます。

　午後は少し冷静さを取り戻します。　緩やかな右肩上がりとなり、１０３００円に再びトライする動きとなりますが、突然急落します。　ご存知のように地震の発生です。　三陸沖を震源とする大地震です。

　東京都心でも大きく揺れたようで、被害状況が判らないので一旦売っておこうと言う動きが出たのだと思います。

　大引けも安いまま取引を終了しました。

　前場につけた高値をこれから抜きにかかろうかと言うタイミングでの地震だったため、大変残念です。

　被災された方に対してお見舞い申し上げます。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウは２月２４日の安値を下回ってしまいましたので、トレンドは下です。　ナスダックも同様の動きとなり、調整はもう少し続きそうです。

　一方日経平均先物も米国株安と地震によって大きく下落し、一目均衡表の雲の下限まで下がってしまいました。　ここまで下がったら、そう簡単には戻らないのではないかと考えた方が良いかも知れません。

　大きな地震の後に日経平均がどうなったか？　少し調べて見ました。　１９９５年阪神大震災で日経平均は急落します。　トレンドも下向きだったようで急落の後一旦戻しますが、全値戻しとはならず、その後２ヶ月以上下げトレンドとなりました。　このときと今回が同じかどうかは判りませんが来週月曜日の反発は期待出来ないと思います。

　三角保ち合いを上抜けすることを期待していたのですが、全く逆の動きとなりました。　難しいですね。

　今回の地震はマグニチュード８.４（後に８.８に訂正）なので、プレート地震だと思われます。　一箇所でプレート地震が発生すると近隣のプレートも刺激されて連鎖地震が起こる可能性があるそうです。　無い事を祈りたいのですが、地球にはかないません。　命だけは大切にしたいものです。

（マグニチュードは３月１３日に９.０と上方修正されました。　嬉しくない上方修正です。）

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