明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年2月23日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に大きく下落してしまいました。　ＮＹダウは１％台の下げで想定の範囲内だったのですが、ナスダックは３％近い下げとなり、想定外でした。　ハイテク株比率の高い日経平均には、悪材料となってしまったようです。

　１０６００円を割り込んで寄り付いた日経平均先物は、値ごろ感からか買いが優勢となり、上昇して行きます。　昨日の終り値（１０６６０円）まで上昇しますが、それ以上は買われませんでした。

　一旦下を向いた相場は再び上を向くのですが、昨日の終り値まで届きません。　その後上は無いと見た投資家からの売りが優勢となり、一気に下落して行きました。

　安値１０５５０円、終り値１０５７０円、今日も弱い相場となってしまいました。

　２５日移動平均線が１０５５３円ですので、なんとかこの砦だけは守れましたが、これが押し目なのか？　下げの始まりなのか？　気になるところです。

明日の日経平均株価予想

　昨日のＮＹダウは１.４４％の下落、ナスダックは２.８１％の下落、何故か２倍近くも下げてしまいました。　意外安に驚いています。　チョッと下げすぎでは・・・？

　一方日経平均先物も続落となり、暗雲が広がった状態です。　日中為替が円高方向の流れだった事も痛かったようです。　先程も申し上げましたが、良い押し目なのか？　下げの始まりなのか？　個人的には前者だと思います。　「押し目待ちに押し目なし」で突っ走っていましたので、やっと買い場が巡ってきたのでは無いでしょうか。

　明日の日経平均株価予想は、反発予想です。　いくらなんでもリビア一国で世界経済がおかしくなる事などありえません。　サウジアラビアに波及しないか？と言う心配もあるようですが、サウジアラビアは、サウード家を国王に戴く絶対君主制国家で、その国名も「サウード家によるアラビアの王国」と言う意味だそうです。　戦前の日本のように、王様に逆らうような事はできないと思います。　可能性はゼロではありませんが、結構敷居が高いのではないでしょうか。

　今夜の米国市場は反発の動きとなるでしょう。　特に一気に下げすぎたナスダックに期待しています。

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