明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年2月22日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に休場でした。

　米国市場がお休みで、材料が無いはずだった日経平均先物は、大きく下落して始まりました。　リビアの政情不安でエネルギー供給をめぐる懸念が台頭し、欧州株が下げていた事が原因とされています。

　寄り付き後も流れは下方向で、日経平均先物は、坂道を転げ落ちるように沈んで行きました。　１０時半ごろ、１０６３０円で止まりますが、大きなリバウンドは無く、安値圏でのもみ合いに入ります。

　時間の経過と共に若干戻したようにも見えますが、概ね安値圏での横ばいの範疇からは抜け出せませんでした。

　「災害は買い」などと言う相場格言がありますが、今回のリビアの問題はそれに当てはまるのか？　もし、当てはまるのであれば、今回の大きな下げは大チャンスなのかも知れません。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウ・ナスダックは、休場だったのですが、リビアの問題で原油の価格が急騰した事が引き金となって大きく下げてしまった日経平均先物ですが、個人的な意見としては「災害」と見るべきでは無いかと思います。　原油の急騰も、かなりの投機資金が流入していたのではないでしょうか。

　伝わっているニュースでは、デモ隊に空爆だとか、カダフィー大佐が辞めないだとかありますが、エジプトはムバラク大統領が辞める事で一旦落ち着いたようですので、リビアもいずれ落ち着くと思います。　それに、エジプトの時は株価は上げ続けていましたよ。　エジプトとリビアでは、リビアの方が大事なのでしょうか？

　エジプトやリビアより、この民主化の動きが中国に飛び火しないかを心配しています。　情報統制をしているようですが、中国でこういう問題が起こると日本企業にとって大きなマイナスとなりかねませんので、今だけ情報統制を応援しています。

　明日の日経平均株価予想は、今夜の米国市場がどうなるかで決まってきますので、予想はやめておきます。　日経平均先物は、今夜の米国市場は安いと先読みし、大きく下落しました。　日経平均先物は、２％弱下げていますので、そこまでは許容範囲です。

　今夜の米国市場が２％以上下げれば、明日はやばい状態となりますが、下落率が１％程度なら明日の日経平均は反発するでしょう。　アンケートは「大きく上がる」にポチ！？

リンク