明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年2月4日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に小幅上昇となりました。　今夜の雇用統計改善予想に対する先回り買いも出ていたのでしょうか。　それより驚いたのは、新日鉄と住金の合併報道です。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は高い始まりとなりました。　もみ合いの後、一旦上を目指す動きとなり、１０５９０円まで上昇します。　しかし今夜の米国雇用統計が気になるのか、それ以上買い上がる動きとはならず、１０５５０円付近でのもみ合いとなりました。

　後場も相場環境は変わらず、同じようなところでのもみ合いに終始しました。　大引け間際には、イベントリスクを避けるような手仕舞いが出たのか、少し下げて終わりましたが、総じて堅調な週末だったのではないでしょうか。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウやナスダックは上昇しましたが、雇用統計を控え様子見色が強かったようです。　最初の方は急落のような下げ方をしたのですが、しだいに買いが優勢となり結局プラス、雇用改善への期待感に軍配が上がったのかも知れません。

　それにしても新日鉄と住金です。　人気の２銘柄だけに市場へのインパクトも強かったようです。　場中の発表なら、両銘柄共ストップ高になったと思います。　この合併によって、粗鋼生産でアルセロールミタルに次ぐ世界第２位となります。　統合時期はまだ先（２０１２年１０月）なので、キリンとサントリーのような事にならないことを祈るばかりです。

　明日の日経平均株価予想はイベント控えの為、お休みします。　ただ、先行して発表されたＡＤＰ雇用者数が大きく改善していた為、期待しても良いのではないでしょうか。　予想以上の改善が見られれば、当然米国株高、そしてこのところ停滞気味の為替も円安ドル高の動きとなることでしょう。　来週が楽しみです。

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