明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2011年1月21日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落しました。　ＮＹダウやＳ＆Ｐは悲観するようなチャートにはなっていないのですが、ナスダックが弱いようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は上昇の始まりとなりました。　ＣＭＥ日経先物が、円安効果で上昇していた値にサヤ寄せしたようです。　しかしその後がいけません。　相場は右肩下がりの展開となり、見る見るうちに下げてしまい、１０４００円も守れない状態となってしまいました。

　後場は寄り付きこそ少し高く始まりますが、右肩下がりの流れは止まりません。　坂道を転がるように下落し、安値は１０２５０円までありました。

　大引けも安値圏で終了し、久々に大きく下げた一日でした。　本当にここまで下げなければいけなかったのでしょうか？

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは下げましたが、ＮＹダウには底堅さも感じます。　問題はナスダックですが、一旦２５日移動平均線付近まで下げたあと、戻しに入り下髭をつけましたので、見方によっては良い押し目ととることもできます。　押し目なのか？　下げトレンドの始まりなのか？　神のみぞ知ると言ったところです。

　一方日経平均先物は、非常に弱い動きとなり、大陰線が出現してしまいました。　東証１部で１５００銘柄が下落し、過熱していた騰落レシオもかなり冷えてきました。　２５日移動平均線も大きく割り込み、ナスダックより更に弱い市場となっています。　しばらく調整やむなしと考えるべきかも知れませんね。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、続落を考えています。　今夜の米国市場が安く終わるような事になれば、投売りから始まる市場となるでしょう。　節分天井が前倒しでやってきたとすると、２月相場は上昇望み薄となりそうです。

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