明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年12月30日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に上昇しました。　一度上がったものが引け際に下がってしまったので、決して強いとは言えないかも知れませんが、ＮＹダウはザラバ中に年初来高値を記録しましたので、上昇トレンドは続いています。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は安い始まりとなりました。　昨日記事で心配していた円高が現実のものとなってしまいました。　８１円台前半まで進んだ円高が、日経平均先物を更に下へと導きます。　１０２００円まで下落し、そして前引けとなりました。　正にゴングに救われたような前引けです。

　後場は為替の円高の流れが止まり、日経平均先物も安値圏でもみ合いとなります。　後場後半にやや上昇するような形となりますが、大引けにかけてもう一度売りなおされ、本日の安値付近での着地となりました。

　今年も一年が終わりました。　良かった方、悪かった方、いろいろおられるとは思いますが、来年は良い年になりますように！

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウは強いです。　過熱した指標をごまかしながらジワジワと上昇しています。　株価を上昇させ、景気回復を狙うと言うオバマ政権の陰謀が見え隠れするようです。　来年は大統領選挙の前年ですので、株安は敵と言っても過言では無いと思います。

　一方日経平均は、やはり円高に弱いと言う結果が出てしまいました。　難しい一年だったので、「大納会ぐらいは上げてくれよ！」と言う希望もかないませんでした。　今後も為替は要注意です。　今、心配しているのは、正月中に一気に円高が進行しないかと言う事です。　昨夜、そして今朝の為替の動きを見ていると、一気に仕掛けが入っているような動き方ですので、正月もゆっくり休めないと言う気分です。

　来年は株は高いと言う市場関係者は多いようですが、私もそう思います。　しかし、それは円高が終わると言う条件付です。　１月前半で答えが出るのではないでしょうか？　今、進行している円高の流れが何処まで続くのか？　１１月の初旬の最高値を抜くような事になれば、円高トレンドが継続していると言う事で、再度日経平均は１万円を割れるでしょう。　それとは逆に高値を抜けない場合は、円安に向かう可能性が高まります。　早ければ休み中、遅くとも１月中旬には方向性が見えてくるかも知れません。

　大発会の日経平均株価予想は、期待がかなり入っていますが、上昇で始まるとしておきます。　昨年の大納会は下落、そして今年の大発会は上昇しています。

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