明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年12月3日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に上昇しました。　やはり調整は終了したようで、非常に強い動きとなっています。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は上昇して始まります。　しかし、日本の要因で上昇したのではなく、欧州や米国によって持ち上げられただけなので、強さと言ったものは無く、日経平均先物は時間と共に下げて行く展開となりました。　前引けは僅か２０円高で、寄り付きの貯金をほとんど使い果たしてしまいました。

　後場も同じような展開です。　徐々に値を消し、一時マイナスになる場面もありました。　大引けは何とか３０円高で終わりましたが、２日続けての陰線が気になるところです。　為替も若干円高傾向だった事も少なからず影響していたのでしょう。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウ・ナスダックは力強い上昇を見せています。　両市場共、再び年初来高値が見えてきました。　しかし、今夜は注目の雇用統計の発表です。　良い数字が出てくるのではないかと言う見方があり、それを先読みしているような動きに見えます。　材料出つくしとなりそうな感覚さえあります。

　一方日経平均先物はと言うと、自分の力で上がってきたのではなく、やはり為替と米国市場しだいと言う事は、間違いの無い事実です。　したがって、今夜の雇用統計を受けて、ＮＹダウやナスダックが続伸するのか？　または、材料出つくしで売られるのか？　月曜日の日本市場にとって大変重要な夜になりそうです。

　実際のところ、出てみないと分からないと言う事なので、月曜日の日経平均株価予想は控えることにします。　

　私の個人的な考えとしては、今夜上昇ならば次の日は利食いに押されて下落、今夜下落ならば、次の日はリバウンドの動きを想定しています。　どちらにしても、近いうちに年初来高値をとってくるでしょう。

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