明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年11月24日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に大きく下落してしまいました。　欧州金融不安や朝鮮半島の問題が理由とされていますが、欧州の問題は周知の事実でそれによって米国株が下げるとも思えません。　北朝鮮もお得意の瀬戸際外交なので米国株下落の理由とするのには、少し無理があるのではないでしょうか？

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は窓を空けて下落の始まりとなりました。　その後株価は下に向かいますが、９９００円で折り返します。　そして寄りつき値を抜き去り上昇トレンドを維持して前場を終了しました。

　後場は概ね横ばいで、今夜の米国を気にしながらの展開が大引けまで続きました。

　突然の北朝鮮の攻撃には驚かされました。　米国より日本の方が危ないのですから、わたし的にはもっと下げるのではないかと思っていたところ、今日の動きは意外でした。　結果は下げましたが、金余り減少によって行き場の無い資金が株式市場に流れ込んでいるような印象です。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウ・ナスダック、そろって大幅安となりました。　一旦大きく下げた後、リバウンドの動きが見られるかと思っていたのですが、それらしい動きも無く、安値圏で引けています。　いよいよエリオット波動の下げ第３波が始まった可能性があります。　今夜の動きで決まりそうです。　もし、下げ第３波が始まったと仮定するなら、ＮＹダウは１０６００ドル台、ナスダックは２４００ポイント付近までの下げを想定しておく必要がありそうです。

　一方日経平均先物は、意外と強く、米国株安にはある程度付いて行くでしょうが、下げ幅は限定的となりそうな気配です。　但し、北朝鮮がこれ以上何もしないと言う条件付です。

　明日の日経平均株価予想は、今のところ続落と考えています。　米国株が安いと言う前提です。　しかし大きく下落せず、小幅安に留まるならば、むしろ日本株は高いと見たほうが良いのかも知れません。　今日は非常に難しい予想です。

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