明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年11月10日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落しました。　寄り付き後、上昇する場面も見られましたが、しだいに右肩下がりの展開に変わりました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は上昇して始まります。　やはり為替の影響は強いようです。　昨夜の一番円高だったところから考えると１円以上円安になっていました。　日経平均先物はその後も強く上を目指します。　高いところは９８００円を超え、９８５０円までありました。　前引けは少しだれましたが、総じて強い前場の動きだったように思います。

　後場は前場のだれた場面を引継ぎ、下へと向かいます。　しかし下値も限定的で後場の後半は再び上昇が始まります。　前場の高値を抜く事はできませんでしたが、堅調な値動きの一日でした。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックの値動きが少し怪しくなってきました。　特にナスダックはつつみ線が出現しましたので、相場の転換点となる可能性が出てきました。　つつみ線が相場の転換を暗示すると言う事をアメリカ人がどれくらい知っているのか分かりませんが、知っている人は手控えるところでしょう。

　一方堅調な動きだった日経平均ですが、やはり気になるのは為替の動きです。　突然の円安で２５日移動平均線を割り込みました。　５日移動平均線も２５日移動平均線に近づき、間もなくクロスしそうです。　もう一日見てみないと分かりませんが円高トレンドが終了した可能性が出てきました。

　明日はＳＱの前日と言う事で、動き辛い一日となりそうです。　ＮＹダウやナスダックは続落を予想しますが、日経平均は為替しだいなので微妙なところです。　為替が円高なら勿論下落しますが、８２円台に入ってくるのなら、続伸予想となります。

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