明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年11月4日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に上昇しました。　場中にＦＯＭＣの結果を受け、乱高下する時間帯もありましたが、何とかプラスで終わる事ができたようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は大きく上昇して始まりました。　ＦＯＭＣの結果がどうこう言うよりは、イベントを通過した事での上昇だったように思います。　その後も強い値動きとなった日経平均先物は、９３８０円まで上昇し、ほぼ高値圏で前場を終了しました。

　後場は少し下で寄り付きましたが、その後は動きません。　いつものように横ばいとなり、狭いレンジでの値動きに終始し、そのまま大引けとなりました。

　ＦＯＭＣが終わっても週末に控えた雇用統計が気になると言う事と、為替が高止まりしたままと言うのがやはり足かせとなっているようです。

　ＦＯＭＣはほぼ市場の予想通りだったと思います。　ロイターのニュースを見つけましたので、一部引用させていただきます。　　［ニューヨーク　３日　ロイター］　３日の米株式市場は、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）声明で２０１１年半ばまでに６０００億ドルの国債を追加的に買い入れる方針を表明したことを受け、若干上昇して終了した。　ダウとナスダックは２００８年以来の高値、Ｓ＆Ｐは半年ぶりの高値で引けたが、取引時間中は値動きの激しい展開となった。ＦＲＢが発表した国債買い入れ規模は予想をやや上回ったものの、多くの市場関係者の期待には届かなかった。

明日の日経平均株価予想

　市場予想とほぼ同じだったＦＯＭＣの結果にもかかわらず、ＮＹダウやナスダックは材料出尽くしとはならなかったようです。　今度は雇用統計を見てみたいと言う事なのでしょうか？

　一方日経平均先物は、もろ手を上げて喜んだような結果だったのですが、このまま上昇するとはどうしても思えません。　米雇用統計と来週にはＳＱも控えていますので、まだまだスッキリしないような気がします。

　明日の日経平均株価は、下がると予想します。　皆が安心したときこそ警戒が必要なのではないでしょうか。（取り越し苦労だと良いのですが・・・）

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