明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年10月15日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に小幅の下落となりました。　気迷いから利食いをこなし、終盤には買いが入ると言う展開で、結果的に下げはしたものの、印象としては底堅い感覚でいます。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は、小幅下落してはじまりました。　その後、右肩下がりの展開となり、何となく嫌な雰囲気が漂いました。　昨日懸念したように、為替の呪縛は解けた訳ではなく、日本株の足かせとなりました。　前引けは少し戻して９５００円以上で引けました。

　後場は前引けより高く始まりますが、為替が円安方向に向かった訳では無い為、やはり上げ切れません。　日経平均先物は、再び下落し前場の安値付近での推移が続きました。　大引けは少し戻して９５００円以上での着地となりました。

　為替の円高に弱い日経平均先物ですが、以前よりしっかりしているように見えるのは私だけでしょうか？　８０円割れ、そして市場最高値はかなり折り込んで来たようにも見えます。　これを書いている今も更に円高が進んでいます。　為替介入があるのか？　無いのか？　歴史的瞬間が近づいて来ています。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは底堅い展開となっています。　グーグルの決算が予想以上に良かったと言う事が伝わっています。　今夜の米国市場が楽しみです。　年初来高値に挑戦と行きたいところです。　ただ、良い決算が多く出てくると、追加の金融緩和や経済対策が引っ込んでしまわないかと言う心配もあります。　微妙なところです。

　一方日経平均先物は、本日は小幅下落となりました。　昨日大きく上げた反動と円高では仕方の無いところです。　昨日も申し上げましたが、一目均衡表の雲を上抜け、トレンドは上です。　後は為替の反転待ちとなります。　史上最高値を更新しないと納得が行かないのなら、「早くやってよ」と思う今日この頃です。　「ドスン」と行ったらそこから反転と言うパターンはよくあることです。

　来週月曜日の日経平均株価予想は小幅上昇となるでしょう。　今夜の米国株高と円高が相殺され小幅高と言ったシナリオです。　円高が何処まで進むか、それが判れば株は上がるのですがね！

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