明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年9月10日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に上昇しました。　寄付きから大きく上げたのですが、時間と共に弱くなったという印象です。　プラスはプラスなので、贅沢は言ってられませんが、危なっかしい動きでもありました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は昨日の終値と同値から始まりました。　本日はＳＱで先物の限月が入れ替わりますので、中間配当の落ち分が加味されます。　配当落ち分が６０円ぐらいと言われていますので、実質は６０円高での寄り付きと考えることもできます.

　その後為替の円安の流れに乗ったかのように上昇して行きました。　高値は９２４０円まであり、前引けも高値付近で終了しました。

　後場は前場と打って変わって円高の流れとなります。　為替は言って来いの状態となりますが、日経平均先物は底堅い動きとなりました。　前場の終値よりは下ではあるものの、だらだら下げる訳ではなく前場の値幅の中間辺りで一進一退を繰り返しました。

　大引けも９１８０円と、ＳＱ値の上で終わることができました。　現物の日経平均株価は勿論ＳＱ値より上で９２００円を上回っての大引けでした。

　何となく打たれ強くなってきたような気がします。　やはり需給が改善しているのでしょう。　これで為替が反転すれば１００００円回復も近いのではないでしょうか。

明日の日経平均株価予想

ＮＹダウは、ザラバ中ではありますが、９月３日の高値を抜いていますので、上昇トレンド継続中と言っても良いと思います。　今夜も楽しみですね。　ただ、逆張り指標に売りシグナルがいくつか点頭していますので、時間をかけて上がって行くことになると思います。　５日移動平均線と２５日移動平均線がゴールデンクロスしました。　２５日移動平均線が下を向いていますので、強いゴールデンクロスとは言えませんが、徐々に環境も変わってくるのではないでしょうか。

一方日経平均先物も２５日移動平均線を上回ってきましたので、今後に期待したいところですが、為替が反転しません。　いくら打たれ強くなったとは言え、為替が８３円や８４円では上昇の足かせとなってしまいます。　やはり実弾（介入）を打たなければ反転しないのでしょうか？　投資ではなく投機になっていますので、何かのきっかけさえあれば反転すると思うのですが・・・。

来週はいよいよ総理大臣が決まります。　この期に及んで法人税減税の話が出てきていますが、小沢さんが勝てばどうなるか分かりません。　なぜもっと早い時期にやらないのか？　理解に苦しみますね。

来週からの日経平均は、明るいと予想します。　日本市場の需給が改善しているとすると、海外も需給が改善していると考えるべきだと思います。　日本市場は半数以上外国人が取引していますから。

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