明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年8月31日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落してしまいました。　終日右肩下がりの展開で先週末とは正反対の流れだったようです。　おまけに為替も円高（８４円台）の流れとなり、日本株にとって悪材料が重なってしまいました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は大きく下落しての始まりとなりました。その後も円高の流れは継続し、日経平均先物も下値を切り下げる展開で前場を終了しました。

　後場から流れが変わることがしばしばありますので、少し期待はしていたのですが、その期待も裏切られ株価は更に下へと向かいます。　途中、少し抵抗を見せるような時間帯もありましたが、後半更に売り込まれ、８８００円で大引けを迎えました。

　何とも大変な一日となってしまった日本市場です。　日銀の政策、政府の政策、相次いで出てきてはいますが、今のところ屁のツッパリにさえなっていないようです。　事前予想そのままに出てきたのでは、サプライズはゼロと言うことなのでしょう。　頭の固い面子優先の日銀が、次の政策を直ぐに出してくることも考えにくく、手を打つとしたら為替介入ぐらいしか残っていません。　効くのか？　効かないのか？　さてどうなることやら。

明日の日経平均株価予想

　昨日のＮＹダウは大きく下落したものの、前日の安値を割り込むことも無く、１００００ドルは死守した格好で終わりました。　ただ、引け方は良くなかったので、今夜はその地合いを引継いでマイナスからのスタートとなるでしょう。　今夜は１００００ドルの攻防となりそうです。　もし、あっさり割り込んで、下へ向かうような事になれば、年初来安値に接近しますので、明日の日経平均株価に大きく影響してくるでしょう。

　一方世界一弱い日経平均は、くらげのように漂うだけの状態です。　いつも後手に回っている小出しの日銀の政策（日銀は先手と言っているようですが）、目玉の無い政府の政策、これではね・・・・・。

　明日の日経平均株価予想ですが、とてもじゃないけど上昇予想はできません。　ただ、底値圏であることは違いないと思いますので、近いうちに反転すると思います。　それが明日なのか？　あさってなのか？　ＮＹダウの一目均衡表の雲のねじれが９月２日ですので、少し注目しています。

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