明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年8月30日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に大きく上昇しました。　バーナンキ米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長の講演で米経済について、ＦＲＢとして必要に応じて行動する用意があると述べた事を好感したようです。　為替も円安方向に動き８５円台に戻ってきました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は大きく上昇して寄り付きました。　寄り付き後少しもみ合いますが、しだいに買いが優勢となり、右肩上がりの堅調な相場が続き、高値は９２９０円までありました。

　後場は寄付きから下落の始まりとなりました。　朝から開催された日銀の金融政策決定会議の結果が出ました。「詳細はこちら（ロイター）」

　事前から噂されていた内容とあまり変わらなかった為、利益確定売りが出たのか？　失望売りだったのか？　日経平均先物は９２００円を下回っての推移となりました。　その後再び上昇する場面は見られなかったものの、どんどん売られる展開でもなかったような動きでした。　為替も円高の流れとなりましたが、８４円台に入るような事もありませんでした。

　市場を取り巻く環境は、徐々に変化しているのかも知れません。　９月相場に期待したいものです。

明日の日経平均株価予想

　週末のＮＹダウやナスダックは大きく上昇し、ＮＹダウは１００００ドルを回復しました。　終値で１００００ドルを割り込んだのは１日だけと言うことで、日本のような悪循環にはならないような感じです。　１日で戻した事は大きいと思いますよ。

　一方日本市場も９０００円台を回復しましたが、結果的に上髭の長い陰線で終わりました。　日銀の政策に対するマーケットの期待はもう少し上の方だったのかも知れませんね。　為替も現在円高の流れが継続中です。　８５円台をキープしてくれると良いのですが・・・。

　明日の日経平均株価予想は、堅調なＮＹ市場に支えられ、続伸と言いたいのですが、為替が円高の流れとなっている以上、そうも言ってられないような状況です。　今夜の米国市場は続伸を予想します。　後は為替が８５円台をキープすると言う条件付で日経平均も続伸と言う予想となります。

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