明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年8月25日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落しました。　米国中古住宅販売戸数が急減した事を嫌気しての下落だったようです。　そして更なる円高です。　昨夜は８３円台にまで突っ込んでしまいました。　原因については他の記事で書いていますので、ここでは控えます。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は下げないはずはありません。　８９００円で寄り付いた日経平均先物は、横ばい状態が続きます。　為替は少し戻し気味に推移するのですが、あまり反応していません。　ここから更に売り込むのか？　逆張りの買いを入れるのか？　日銀は？　政府・財務省は？　思惑が交錯し動きが取れません。

　後場は少し高く寄り付きますが、それもつかの間で直ぐに前場もみ合ったレベルまで落ちてきました。　その後株価は更に下落し、８８００円レベルの攻防となりました。　一時８８００円を割り込む場面もありましたが、大引けは８８３０円で終了しました。

　ここまで来たら何かをやらないと止まりません。　力ずくでも止めないと大変な事になりますよ。　既になめられていますから。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは大きく下落しました。　住宅関連の数字が悪いと敏感に反応するようです。　チャート的にもＮＹダウは一目均衡表の雲を下抜けてしまい、何処まで下がるか分からない状況となっています。

　ただ、ひとつだけ希望もあります。　私のつけているＲＳＩ（９日）が逆行現象を示しています。　株価が連日下落しているにもかかわらず、ＮＹダウの先週の金曜日（15.94）を底に月曜（16.29）火曜（20.08）と上昇しています。　ナスダックも同じように逆行しています。　このＲＳＩの逆行現象は底打ちのシグナルとも言いますので、そろそろかと思います。

　一方日経平均先物は人為的な円高のおかげで、大きく下げてしまいました。　財務大臣の発言は為替を動かす程の凄い力があるのですね！　反省して下さい。

　明日の日経平均株価予想ですが、今日は米国株に期待したいと思います。　先程のＲＳＩが理由です。　為替の方は政府や日銀が動くかも知れないということで、円高には進みにくいと思います。　ここから円を買っていって万一介入があった場合、大きく踏まれる危険があります。　チョッと勇気が要りそうですね。　明日は久しぶりに反発です。

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