明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年8月13日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に続落となりました。　チョッと雲行きが怪しくなってきました。　輸出を強化するというオバマ大統領の方針を考えると、円安ドル高は不都合な現象のようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は昨日からの円安に支えられ、９２００円の寄り付きとなりました。　為替が本当に反転したのか？　半信半疑であるため、様子見姿勢も強く昨日の終値を挟んだ動きが前引けまで続きました。

　後場は少し上から始まりますが、上昇トレンドにはならず、もみ合い状態が続きます。　しかししだいに買いが優勢となり、下値を切り上げる展開へと移行してゆきました。　終値は９２７０円と本日の高値付近で大引けとなりました。

　もし、これで為替が反転したとすれば、今までの逆の動きが出てきますので、相場は明るくなるかも知れませんね。　ただ、日銀の白川総裁はこの期に及んで「見守る」発言をしていました。　「見守る」＝「何もしない」と取れますので、不透明さは残ったままです。　なぜもっとはっきりものが言えないのでしょう。　これでは外国から馬鹿にされても仕方がありません。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウが心配です。　一目均衡表の雲の中から出る事ができませんでした。　２５日移動平均線も割り込みましたので、少し不安です。　７月始めに底を打ち、エリオットの上げ５波動が終了してしまいました。　上げ５波動の次に待っているのは下げ３波動です。　昨日と一昨日の下げで下げの第一波動が終了したと思いますので、次は２波動目です。　２波動目は上昇はですので一旦戻すと思いますが、３波動目は下げ波動となりますので気をつけなければなりません。

　一方日経平均先物は、安値圏ながら２日連続の陽線となりました。　月曜日に今日の安値を下回らない陽線となった場合、当然ご存知の方も多いと思いますが、赤三兵と言って相場上昇の合図となります。　是非とも赤三兵に期待したいと思います。　鍵を握るのはやはり為替です。　とりあえず今のところは８６円台をキープしてはいますが、上でも申し上げたように日銀、そして野田財務相共に「見守る」と言う腰抜け発言をしていますので、どうなるかは不透明です。

　来週こそは何とか上昇して欲しいものです。　政府・日銀主導で株高を演出しても良いんですよ「菅さん」！

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