明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年8月12日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に大幅下落となりました。　ＮＹダウは一目均衡表の雲の中に入ってしまい、ＭＡＣＤは陰転してしまいました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物も大きく下げて始まりました。　寄り付いてからは横ばいがしばらく続きますが、為替の円高もあって、しだいに値を下げ９１００円を割り込んで前場を終了しました。

　後場は為替が８４円台に入っていたこともあって、更に安く始まりました。　しかし１時前頃、相場が動きます。　玉木財務官が日銀の中曽理事と意見交換をしたと伝わった事や、足元での円高進行について、菅直人首相が「動きが激しい」と仙谷由人官房長官に語ったとの一部報道があった事を手掛かりとして、為替が円安方向に動き出しました。　当然日経平均先物も買戻しの動きとなります。　後場はほぼ右肩上がりの展開となり、一時９２００円を上回るところまで戻しました。

　介入が有るのか無いのかは分かりませんが、政府と日銀のアクションはやはり強いようです。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウ大幅下落と言うことですが、トレンドが下を向いたとも言えない水準です。　今夜どうなるかが大切なところです。　続落するようなら要警戒ですが、戻すようなら押し目を付けたと言う判断もできますので、今夜も目が離せません。

　一方為替は上で申し上げたような事を材料にして、円安の流れとなりました。　これを書いている今も（15：50）円安の流れが続いています。　これで為替が反転したかどうかは現時点で決定した訳ではありませんが、「８４円台はダメよ」と言うメッセージは市場に伝わったようです。　良い流れになるかも知れませんね。

　明日の日経平均株価予想は上昇です。　ＳＱ通過でアク抜けした事と、為替反転に期待したいものです。

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