明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年8月9日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落しました。　雇用統計の数字が悪かったと言うことで、大きく売り込まれたのですが、後半結構な勢いで戻し、長い下髭をつけた状態となりました。　為替も一気に円高となり、８５円を割り込みそうになりますが、何故かそこでとまり、少しづつ戻していたようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は、大きく下げて始まり、一瞬９５００円をつけました。　その後は横ばい状態が続きます。　雇用統計を受けてＦＯＭＣで政策発動があるのかないのか、それを確認するまで動けないと言ったところでしょうか。

　結局大引けまでこのもみ合いが続きました。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは一時はどうなることかと思われたのですが、終わって見れば強い印象が残りました。　雇用統計を折り込み、その先の政策発動を先読みした動きだったのでしょうか？

　ＮＹダウの一目均衡表を見てみると、一旦雲の上限付近まで下落し、雲にタッチすることなく戻って来たという感じで、結果的には日柄調整の範疇だったということです。

　１０日のＦＯＭＣで政策が出てきて株価は上昇と言う結果が見えそうです。　ただし、為替は円高になる可能性が高い為、日経平均にとっては差し引き０かも知れません。

　明日の日経平均株価予想は、今日と同じようなレベルを予想します。　ＦＯＭＣを控えて米国が動けない可能性が高い為です。　政策の内容が漏れてくれば別ですが、そうでない限り日柄調整が続くでしょう。

　日銀の金融政策決定会合は、今日と明日、開催されていますが、何も無いという予想が多く、私も同感で、期待しないほうが良いでしょう。

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